セロトニン不足が引き起こす諸症状「睡眠や生活リズム」

セロトニン大辞典

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セロトニン不足が引き起こす諸症状「睡眠や生活リズム」

セロトニンの影響が及ぶのは感情や情動だけにとどまりません。実は体内におけるセロトニンの分布率でいうと脳内にあるセロトニンは僅か2%しかないのです。90%が消化管にあり、残りの8%が血小板に分配されています。そのため、人間の活動の大部分(食欲、睡眠、生殖、運動、体温、呼吸、消化、心臓等)と密接に関わっています。

睡眠時無呼吸症候群

呼吸中にセロトニンを放出するほう線核には血液中の成分や酸素量を監視するセンサーを持っており、それらを随時監視しています。そしてセロトニンを送り、呼吸中枢を刺激することによって酸素量を調節するのです。しかしセロトニンが不足してしまうと、酸素が足りないということを感知したところで感知したところで呼吸中枢を刺激することができず酸素不足は改善されません。そして酸素の不足は睡眠障害が引き起こします。睡眠中息苦しかったり、何度も目が覚めてしまい熟睡できなかったり、いくら寝ても寝不足状態の人はセロトニン不足が考えられます。

不眠、何時間寝ても起きられない、ちゃんと睡眠をとっても一日中眠い

睡眠中はは、浅い眠りの状態のレム睡眠と深い眠りの状態のノンレム睡眠が交互に訪れます。睡眠中セロトニン神経はあまり活動しません。ノンレム睡眠状態でぐっすり寝た後、セロトニン分泌量が徐々に増し、覚醒するというリズムはセロトニンの量が十分になくては保持できません。人は眠りについた直後はノンレム睡眠状態ですが、セロトニン不足は深い眠りを妨げ、いつまでも寝付くことができなくなってしまいます。

生体時計のリズムの破綻

人間には生活のリズムをつかさどる生体時計というものがあります。海外旅行をした時など時差ボケが起こりますが、そのような生体時計を管理しているのがセロトニンから作られるメラトニンと呼ばれるホルモンです。副腎皮質ホルモンは朝分泌されたり、成長ホルモンは夜分泌されたりと、ホルモンの分泌は時間的な規則性があります。しかしメラトニン不足は生体時計を狂わし、睡眠をとる時間もおかしくなってホルモンが規則的に分泌しなくなってしまいます。
また体温は通常朝起きた時に上がりその後夜に向けて低下していきます。この変化の流れはセロトニンの分泌リズムとほぼ一致しています。血液中の温度をチェックするほう線核は、体温の低下を感知した後セロトニンによってが体温を調節します。しかしセロトニンが不足していると温熱中枢を刺激することが出来ないため体温を上昇できません。これは低体温症や冷え性を招く要因になり、集中力を低下させることにもなります。

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2009 © セロトニン大辞典