リサイクルされるセロトニン
脳内の延髄にあるほう線核というところで生成されたセロトニンはその後脳全体に行きわたります。最終的にはシナプスと呼ばれる神経終末に放出されるのですが、そこですべてのセロトニンが消滅してしまうわけではありません。セロトニンの分泌量は常にごく少量なのです。そのため酸素によって廃棄されてしまうのは約2割だけで、残りの8割は再び神経終末に取り込まれます。このようにセロトニンはリサイクルされているのです。
とは言ってもセロトニンのリサイクルは永久に続くわけではなく、循環機能が悪化してしまうこともあります。その原因は糖質コルチコイドと呼ばれるストレス物質の増加にあります。慢性的にストレスを感じ続けると糖質コルチロイドは増加していしまい、その結果セロトニンの再取り込みを阻害してしまうのです。そしてほう線核から分泌されるセロトニンは常に少量なので、リサイクルできないとセロトニンは酸素によって捨てられてしまう一方となります。
慢性的なストレスが改善されずにいつまでもこのような状態が続いてしまうと糖質コルチコイドの量は一向に減らず、最終的には再取り込み口そのものが消滅してしまいます。このセロトニンの循環機能の停止により慢性的なセロトニン不足は引き起こされるのです。
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